新型コロナのホテル療養をいかに快適に過ごすか
北海道をはじめ、東京、大阪、名古屋などで新型コロナウイルスの感染が拡大している。
共同通信の記事によると、政府は新型コロナウイルス感染症の法的扱いを来年2月以降も「指定感染症」の指定を延長する方向で調整しているらしい。
つまり、新型コロナ感染者への入院勧告や就業制限、療養先や自宅からの外出自粛などの措置が引き続き取られることとなる。
感染者の濃厚接触者となる家族。いっしょに会食をした方などにも自粛要請は及び、自分が感染してしまうことで及ぼす影響の大きさへの不安が継続することとなりそうだ。
酸素吸入が必要となる中等症や重症になれば、当然、入院が必要となるが、無症状、軽症の場合は、自宅療養かホテル療養となる。
家族のPCR検査が陰性だった場合、家族への感染リスクを低減させるために、ホテル療養を選択する方は多いだろう。
指定感染症による隔離要請となるため、宿泊料や食費は無料となるが、タオルなどの日用品にかかる費用は有料となるケースが多いようだ。
また、これまでホテル療養となった方のコメントを見てみると、多くの方が「暇」「不安」だったようだ。
軽い発熱と、コロナ特有ともいわれる倦怠感、味覚異常など、若干の症状が出た場合は、体調的に安静にならざるをえないが、無症状や咳などの軽い風邪症状の場合は6日~2週間といわれる隔離期間、ホテルに何を持ち込み、いかに過ごすべきなのだろうか。
いくつかのサイトを元に、ホテル療養の際に持ち込みを検討すべき物品等について考えてみた。
PCと通信機器
まず必須となるとは携帯電話だ。
当然、スマホであることは当然だと思う。
多くのホテル内はWi-Fiが使えるが、自治体が準備しているホテルの利用者のほとんどが軽症、無症状者で終日滞在しているので、Wi-Fiは、かなり遅くなることもあるようだ。
そこで携帯でのテザリングやポケットWi-Fiも検討しよう。その場合は、今の携帯の契約データ容量の確認や見直しも考慮した方がいいだろう。
会社とのやり取りが最低限必要な場合は、パソコンの持ち込みも検討すべきだ。
ZoomやSkypeを使った打ち合わせ等がある場合は、ジャケット等の仕事着も持ち込む必要がある。
また、この時の生活を呟き、ストレス発散をするために、TwitterやFacebookを始めた方もいたとのこと。
同じ境遇の方を見つけることで、異業種交流など、新しい出会いの場が広がるかもしれない。
更に暇つぶしのため、NetflixやAmazonプライム等、動画配信サービスの契約も検討した方がいいだろう。
書籍
小説など、少し時間がかかる書籍の持ち込みもしておいたほうがいいようだ。
スマホやパソコンをずっと見ていると、目の疲労が激しくなるので、目の疲れをいやすためにも紙媒体も用意しておいた方がいいようだ。
併せて、身体を動かすことへのモチベーションを高める、雑誌ターザンやヨガ、ストレッチの本の持ち込みも検討しよう。
暇つぶしグッズ
東京都では、寄贈のあった「けん玉」を部屋においていたとのこと。
狭いところで身体を動かす、このようなアイデアも面白い。
昔、予備校回しとも言われた「ペン回し」を練習のもいかがだろうか?
生活用品
ホテル備え付けの枕や歯ブラシ、シャンプー等で満足できない方は、日頃使い慣れたものを持っていく。発泡入浴剤バブや登別の湯など、個包装の入浴剤も気分転換にいいようだ。
BOXティッシュ、生理用品や持病の薬(常備薬)も持ち込んでおくべきだ。
服装
ホテル室内では寝間着等の楽なスタイルで過ごすのもよいが、配布される弁当を取りに行ったりできるように、外に出てもおかしく見えない着慣れたジャージ等も用意すれば便利だ。
食料品
小腹が空いたときに食べられるように、個包装になっている特用のお菓子、また状況によって違うのだろうが、あまり変化のない弁当が出されるようなので、弁当のごはんの味に変化をつける「ふりかけ」、インスタントスープや味噌汁等も役に立つようだ。
体調が悪く、食欲がないときのために、ウイダーインゼリーのような栄養補助ゼリーが助かったという方もいた。ホテルの部屋には大抵小さな冷蔵庫があるので、冷やしておけたことも助かったとのこと。
個人の嗜好によって、個包装のドリップコーヒー、スティックコーヒー、紅茶なども役だったようだ。コロナの症状によるが、喉の症状軽減のためののど飴も役だったとのこと。
自分が新型コロナの症状が出ていなくても、周りの人が陽性になると濃厚接触者に認定されてPCR検査を受診することになる。
検査結果が陽性になると、保健所から電話がかかり、行動記録の確認、濃厚接触者の確認、そして入院するか、ホテル療養か、自宅療養を求められるのだ。
防災時のローリングストックではないが、これだけ感染が増えてきているので、事前に心の準備、そして入院の準備もしておくことに越したことはない。
いずれにしてもPCR検査をして陽性と判断され、ホテル療養となった際は、自分が入るホテルの設備、用意されているもの等をしっかりと確認しよう。