はじめてPCR検査、体験しました!
内閣府は、「感染拡大の予兆の早期探知のためのモニタリング検査」として、感染の再拡大や感染急拡大の予兆を早期に探知するため、全国の繁華街地域を持つ主要都市等において幅広くPCR検査を行っている。
モニタリング調査によって全国から集められた検査データを分析して、感染拡大の予兆を早期に探知したり、早期の対応につなげているのだ。
令和3年2月から栃木県を皮切りに、岐阜県、大阪府、京都府、兵庫県、愛知県、福岡県、神奈川県、千葉県、東京都、埼玉県、北海道、沖縄県、宮城県でモニタリング検査を実施している。
仕事の帰りに、たまたま通りかかったところで、モニタリング調査をしていたため興味本位でやることにした。
会場では、ソフトバンク株式会社のグループ会社であるヘルスケアテクノロジーズ株式会社が提供している「PCR検査キット by HELPO」が配られ、検査登録、検査結果の通知を受けるため、スマホにヘルスケアアプリ「HELPO(ヘルポ)」をインストールしなければならない。
このためガラケーしか持っていない人は、モニタリング調査を受けることができない。
早速、PCR検査キットを持ち帰り、一晩考えた。
もし自分が無症状の陽性者だった場合、私が検査を受けたことで陽性と判明し、会社では私の机の回りを消毒、同じ事業所の人が濃厚接触者となり隔離。
私の子どもたちは濃厚接触者として学校を休まねばならなくなる。
面白半分で検査キットをもらってきたものの、本当に出していいのか?
もしかしたらパンドラの箱を開けてしまうかもしれない。
「しかし本当に陽性ならわかった方がいい」
と開き直り、検査を受けることにした。
ヘルスケアアプリ「HELPO(ヘルポ)」で採取をするボタンを押し、必要な登録データを入力。
画面の指示通りに唾液を採取する。
高齢者はここでかなり困るそうだ。
容器に書かれている黒い線まで唾液を入れないといけないのだが、唾液がでないということだ。
このため、唾液を採取するところには、梅干しの写真やレモンの写真が貼られていたりするらしい。
はじめはなかなか唾液がでなかったため、梅干しを用意しておけば良かったと思ったが、最終的には、それほど時間もかからずに唾液を採取することができた。
唾液採取容器をひねると、唾液が薬品と混ざりキャップをしておしまい。
かなり簡単な作業だ。
容器を二重にジップロックのようなビニール容器でラッピングするのだが、その容器には注意書きで「BIOHAZARD」と書いている。
バイオハザード? えっ? 病原体? 生物災害ってこと?
まぁ陽性者の唾液は「病原体」として扱われるということなのだろう。
5月20日(木)の朝に唾液を採取して、昼前に郵便局に持ち込み。
5月22日(土)18時頃にヘルスケアアプリ「HELPO(ヘルポ)」を起動すると通知が来ていた。
結果が来ると「陰性」だった
当たり前だと納得したが、精神的には、かなりホッとした。
政府はこれらモニタリングの結果も集約して、今後のコロナの感染予測を行っているのだろうが、多くの人が私と同じようにビクビクしながら結果を待つのだろう。
噂では、日頃は活動的な若者たちも、実際には怖くて検査をあまりしないらしい。
まぁ陽性と結果がでなければ、彼らはほとんどが無症状なので仕方ないが、彼らはその後ろに高齢者や基礎疾患を持つ人がいるということを想像できないのだろうか。
悲しいことである。