定年前にして惑い未だ天命を知らない

定年前のアラフィフおやじの呟き、思ったことを綴る

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マスクの下は自分の理想のパーツを想像するらしい

 

コロナ禍の中、最近、人との出会いが非常に楽しくなっている。


特に異性とはじめて会った際に、みな綺麗に見えるのだ。

 

日本を代表する化粧品会社「資生堂」が行った「顔の印象に関する研究」がある。

その研究では、顔のどこかを隠していた方が、人の顔に対する評価が上がる傾向があるという結果になったとのことだ。

つまり、顔の一部を隠されると、隠れた部分に自分が理想と思う顔の部品を想像して当てはめ、実際の顔よりもいい印象を持つとのことなのだ。

マスクは顔のかなり部分、鼻、口、頬等を覆うので、知らない人と初めて会う場合に、相手がマスクを着けていると、その人物の印象はかなり変わってくる。

 

ある企業の営業の女性と初めて会った際、その女性が「広瀬すず」に見えた。

目はパッチリとして輝き、目じりが上がって少しキツメの印象。

話しているとよく笑い、コミュニケーション能力も満点だ。

髪の毛はショートで、少し茶色がかっている。

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マスク姿は広瀬すずにクリソツなのだ

これまで打ち合わせを行っていた部下に聞いてみる。

私 「彼女印象いいね」

部下「そうですね。テキパキしてますよ」

私 「いやいや、ちょっと広瀬すずに似てない?」

部下「えっ?広瀬すずですか?」

私 「目元が似てない?」

部下「う~ん」

 

部下が言うには、広瀬すずには全く似てないらしい。

「絶対に違います!」

と断言された。

そう言われても、彼女を見ると、広瀬すずにしか見えない。

 

自分の顔を見ているのに気付いたのか、彼女が話しかけてくる。

「何かありましたか?」

と満面の笑顔で聞いてくる。

「やっぱり広瀬すずだ!」

結局、幸せ者の私は、彼女のマスクを外した顔を見る機会がなかった。

「〇〇社の広瀬すず

という夢のまま彼女とは別れた。

 

そういえば、初対面の人と食事に行った時に驚くことがある。

マスクを外した途端、

鼻がドーンとしていたり、

口がバーンとしていたり、

頬っぺたがプク~ッとしていたりするのだ。

 

実際はどこにでもいる普通の顔なのだが、マスクを着けて過ごした期間が長ければ長いほど、このギャップが大きいように思える。

また何度も素顔を見ていた同僚でも、マスク時代に出会った人は、久しぶりにマスクを外した姿を見ると毎回驚いてしまう。

もっといい男と思っていたが……鼻デカ!

とても綺麗な方と思っていたが……口ちっちゃ

という感じなのだ。

 

スキーの「ゲレンデの恋」と同じ効果なのだろう。

 

しかし現実を知るまでは、仕事がとても楽しいのだ。

何といっても、自分の周りは美男美女ばかりなのだ。

一番の心配は、コロナ禍が終わり、マスクのない生活に戻った時に、気づかないかもしれないということだ。

すごく心配している。

 

danhikoichiro.hatenablog.com

 

 

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