フルチンとは ~ワクチンの有効率最高の状態
新型コロナウイルスの変異株、インド由来のデルタ株の大流行により、国内では、ウイルスとの闘いの「ゲームチェンジャー」となりうる「切り札」はワクチン接種しかないとも言われている。
そんな中、流行りのキーワードの中に
「フルチン」
という新しいキーワードがピックアップされていたので、ワクチンと関係ある言葉ではないかと気になって覗いてみた。
すると、ネットの中では、ワクチン接種について
1回目は、ワクチン接種
2回目は、ワクワクチンチン接種(ワクチン+ワクチン)
そして2回接種後、2週間程度過ぎると
ワクチンの有効率最高の状態「フルチン」となる。
という新しい表現が話題になっていた。
ちなみに「フルチン」という表現は、性的な雰囲気があって刺激的な言葉だが
・男性が下着を穿かずに男性器を丸出しに露出しているさま
・男性器であるチンチンをぶらぶらさせている状態
を表す「フルチン」(フリチンとも)ではなく、
“Fully Vaccinated”の略語から来ているとのことだ。
ちなみにフルチンたちの使い方はこんな感じだ。
主婦A 団さん、今日はどちらに?
団彦一 クリニックにワクチン接種に。
(訳:私はクリニックに1回目のワクチン接種に行っているところです)
主婦B あら、団さんお出かけですか?
団彦一 体育館にワクワクチンチンを打ちに。
(訳:私は体育館に2回目のワクチン接種に行っているところです)
主婦C 団さん、もうワクチン打った?
団彦一 俺は、もうフルチンよ!
(訳:私は2回の接種を終えてから2週間経ち、強い中和抗体を確立しています)
まさに今、日本国民全員がフルチンを目指して動き出している時、もう一つのフルチン騒ぎが起こっていた。
フルチン男現る
埼玉県の県庁所在地・さいたま市の西側にある富士見市の深夜の公園内で、一人の中年男性が公園で下半身を露出させた、いわゆるフルチン状態で歩いていた。
付近の交番に
「下半身を露出したフルチン男が歩いている」
という通報があり、そのフルチン男は逮捕された。
警察が現場に駆けつけたところ、フルチン男は、自宅近くの公園から近い集合住宅の敷地内で現行犯逮捕された。
逮捕された際、フルチン男は、
ワイシャツ姿に靴下、革靴といういでたちで、下半身はフルチンだった。
警察の取り調べに対して、フルチン男は
「ズボンとパンツを脱いだことは間違いない。スリルを感じたかった」
と供述したとのことだ。
実はこのフルチン男、東京を代表する繁華街・池袋を有する豊島区のワクチン接種の責任者だった。
豊島区は、大規模会場を使ってワクチン接種する「集団接種」よりも、個々のクリニック等「かかりつけ医」を重視する独自の「豊島方式」のワクチン接種システムをメディアで取り上げられていたのだが、まさにその豊島区方式をメディア等で説明していたのが「フルチン男」だった。
下半身露出だけでなく、メディアへの露出もすごかったのだ。
フルチン男がフルチンになったこの頃、日本全国ではワクチン不足騒ぎが起きていて、豊島区は国からのワクチン数量を減らされることが決まり、ワクチン予約の取り消しなどの作業を行っていたという。
恐らく、区長や区民、医師会、マスコミ等からの批判を受けながら、今後のワクチン対策を考える中で、フルチン男はストレスをため、フルチン行為に繋がったのだろう。
ワクチンの世界では、「フルチン」は、ウイルスへの強い中和抗体を確立し、ワクチン有効率が最高の状態、つまり最強なのだが、残念ながらワクチン以外の世界では「フルチン」は犯罪になるのだ。
豊島区のワクチン責任者「フルチン男」も、朝令暮改を繰り返す国の無理なワクチン施策が生んだ被害者なのだろう。
是非、豊島区長は大目に見て欲しいものだ。