定年前にして惑い未だ天命を知らない

定年前のアラフィフおやじの呟き、思ったことを綴る

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ホンダが自動運転レベル3の車を発売予定である件

ホンダ(本田技研工業)が、自動運転レベル3を達成した自動運行装置「Traffic Jam Pilot(トラフィック・ジャム・パイロット)」を搭載した「レジェンド」を、2020年度内に発売予定であると発表したことが話題になっている。

 

ホンダのトラフィック・ジャム・パイロットで、高速道路での渋滞時など一定の条件の下で、パイロットシステムがドライバーに代わって運転することが可能になるということだ。(トラフィック・ジャムという限定的な名前が残念だが...)

この調子なら、近いうちに人の飛び出しなどがない高速道路は、近い将来、人が運転してはいけない区間になる時代が来るのかもしれない。

 

自動運転車の条件の一つとして「自動運転車であること」を示すステッカーを車体後部に貼付しなければならないことになっているので、今後、段々とこのステッカーを貼っている車が増えてくるのだろう。

 

自動運転レベル3になると運転者とシステムが混在して対応することになり、自動運転レベル4からはシステムが運転主体となる。
トヨタ自動車は、まずはハンズフリーを実用化し、レベル3はホンダから1年遅れの2021年以降と見られている。

 

トランスポーターとしての車の安全性が高まることは、歳をとって免許を返納しなければならなくなる、私のような年寄りにとっては非常にありがたいことだが、走りを楽しむという時代は無くなるのだろうか。

 

昔(1984年から1987年)トヨタ自動車は、「FUN TO DRIVE」を企業スローガンにして、楽しく運転することを自動車に求めた。

 

丁度私の若い頃にあたるのだが、ハンドルをナルディのウッドステアリングに変え、シフトノブはアルミの削り出しに付け替えるなど、オンボロ中古車ながら、自分なりの「FUN TO DRIVE」をいかに実現するかを追い求めたものである。

ポテトチップスを食べながら運転していると、ウッドのステアリング、アルミのシフトノブが滑って、危うく事故りそうになったこともあった。

 

ハイソカーを頭金なしの鬼の60回ローンで買った友達は、休日はいつもボロ雑巾で、キラキラのスポークホイールをセコセコと磨いていた。

自動車洗車場があちこちにでき、週末は愛車を磨き上げる人たちで賑わった。

 

運転免許も、オートマ限定など考えられない時代で「男ならマニュアル!」と威張って言っていた。

特にチューンアップもしていないのだが、信号が変わってからの400mは隣の車に絶対負けないと決めて、シフトチェンジに磨きをかけた。

 

でも、今の新入社員に車の話を聞くと、自分の車を持っていない割合が高い。

「困らないの?」と聞いても、「何が困るの?」といった反応が返ってくる。

 

技術が進み、自分で運転しなくてもいい時代がやってくることはいいことなのだが、走りの楽しみを感じれる時代に青春時期を過ごしたことは、幸せだったと感じている。

 

ちなみに各自動運転レベルは以下のとおり

レベル0 運転者が全ての運転操作を実施する
レベル1 システムが前後・左右いずれかの車両制御に係る運転操作の一部を行う
レベル2 システムが前後・左右両方の車両制御に係る運転操作の一部を行う
レベル3 限定された条件のもとでシステムが全ての運転タスクを実施する。
     緊急時などシステムからの要請があれば運転者が操作を行う必要がある
レベル4 限定された条件のもとでシステムが全て運転する。
     システムからの要請などに対する運転者の操作が不要となる
レベル5 限定条件なしにシステムが全ての運転タスクを実施する

 

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