電線音頭、しらけ鳥の小松政夫さんが亡くなった件
「電線音頭」や「しらけ鳥音頭」などのネタや歌で人気を集めた小松政夫さんが亡くなったというニュースが流れた。
最近は、すっかりテレビで見なくなっていたが、昔はキャンディーズや伊東四朗さんとともに、当時流行っていた「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」を家族で楽しく見ていた。
思い返してみると、昔は新人のアイドルなどが即興でやるコントの番組多かったなぁと感じる。また公会堂や体育館などで収録する番組も多かった。
アイドルが大人の芸人たちの笑いに取り込まれて、はしゃぐといった感じのものが多かったのかなとも思う。
今で言えば「嵐にしやがれ」のような番組なのだろう。
今は、アイドルの形が昔とは違うので、なかなか成り立たないのかもしれないが、とんねるず、ダウンタウンなどお笑いの番組は、多かれ少なかれ、新人をいじるという観点では同じような芸風なのかもしれない。
ウィキで見ると、「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」はテレビ朝日系列で昭和51年(1976年)から53年(1978年)までの放送ということなので、当然、今の若者にはわからないんだろうな。
もう一方の方面からの見方で考えると、電線音頭は、同調圧力(ピアプレッシャー)がかなり前面に出たお笑いだ。
商店街などにコタツを持って飛び込んでいき、突然の指名で八百屋の親父さんに電線音頭を躍らせたりする。いわゆる視聴者参加型の楽しい番組だった。
日本人は、一気飲みにしても、このような出し物にしても、結構、ピアプレッシャー系のものを好む傾向がある。
欧米系の話では、日本人が好むピアプレッシャーは、してはいけないことと小さいころから習うと言われ、ハッと思ったことがある。が、でも、それが日本人なのかな。
でも祭りにしても、お笑いにしても、飛び込むと思いっきり楽しくなる同調の心地よさも忘れたくないなぁと思っている。
やはり根っからの日本人なのだろう。
電線音頭(結構画像粗いです。キャンディーズも出てました)
しらけ鳥のコント(若いいかりや長介と小柳ルミ子が出ます。歌は5分くらいから)
小松政夫のギャグ(オムニバス。三宅裕司の声が聞こえるのでテレビ探偵団の録画?)