またまた韓国、釜山の甘川文化村
またまた韓国の話。
数年前(2018年)、韓国第二の都市・釜山に行った時の話。
芸術の街・甘川文化村に行く予定だったのだが、私だけ日本での別の仕事があり、ケツカッチンで急ぎ帰ることになっていた。
甘川文化村とは、カラフルな色で塗られた家屋が、山肌にぎっしりと立ち並ぶのが見える芸術村で、今回、是非行きたい場所であった。インスタ映えが確約された場所ということで、Instagram用の写真も是非撮りたかった。
そこで無理をしてでも甘川文化村に行き、途中抜けして空港に行く予定だった。
が、大渋滞にはまってしまった。
「おい、おい、ちょっと、ちょっと。これ甘川文化村にいつごろ着くの?」
ガイドに聞くと、運転手が全く時間が読めないと言っているらしい。
そして、なんと悲しいことに
・甘川文化村まで行ってしまうと、絶対に飛行機に間に合わなくなる。
・地下鉄の駅近くの道路で降ろすので、一人で空港に行って欲しい。
と厳しいお達し。
せっかく釜山に来たのに~っ。
ガイドさんによると、韓国語がわからなくても大丈夫。券売機で地下鉄の切符(メダルのようなもの)を買えばいいだけ、とのことだったので、ポストイットに駅名を書いてもらって準備万端。
「しゃべれないけど、モガけばなんとかなる」がモットーの私の海外旅行の経験から、それも仕方がないかと納得。
するといきなりガイドが
「ここで降りてください。地下鉄はあの先にあります」という。
砂埃が待っているような田舎の道路。いわゆる住宅街?のようなところ。
少し不安がよぎったが、仕方なくバスを降りる。
この場所では場違いのコロコロの付いたキャリーバックを引きながら一人歩き、地下鉄の看板を見つけ階段を下りる。
「駅員に先ほどのポストイットを見せれば大丈夫だな」と思っていたら、相当田舎の駅のようで、な、なんと無人駅だった。
そして客も一人もいない。
しかもステンレス製の券売機を見てみると、予想通りのハングル。
どこが何のボタンなのかも想像できない。
お金を入れるところはわかるが、怖くて試しにボタンを押すことができない。
せめて英語でもあればいいのだが...
途方にくれていたら、若い女性客がひとりでやってきた。
すかさず
「アンニョンハセヨ、I want to go to Airport.」とニューホライズンのカタカナ英語と自慢の笑顔で歎願し、切符を無事購入。
韓国では、本当に想定外のことがいろいろと起きるなぁ。
韓国編
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