定年前にして惑い未だ天命を知らない

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映画鑑賞録 コーヒーが冷めないうちに(2018)

 

元々は川口俊和による劇団公演用の戯曲で、2010年3月に初演された。同名で小説化され、本屋大賞にノミネートされ、映画化された。

 

とある喫茶店での話。この喫茶店のある席に座ると自分が望む時間にタイムトラベル出来る、との噂がある。 しかし「タイムトラベルできるのはコーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまう間だけ」といった、いくつかのルールがありそれを守らなければならない。

そして過去を訪れたい人たちが喫茶店に来店し、いくつかのタイムトラベルが映画の舞台となる。

 

有村架純のタイトル画像が気になって見た作品だが、ストーリー展開は一部考えさせられる感じはあったが、全判的に理解しやすかった。

 

それぞれのタイムトラベルに、映画を見ている人が置かれている現在の状況がマッチすれば、感情移入できる作品になるのではないか。恋愛、介護、死別、家出など、いくつかのストーリーが用意されている。
誰しもが持つ「あの時に戻ることができれば」を体現するタイムトラベル体験が、「戻っても過去を変えることはできない」という条件の下で、比較的軽めに描かれた珍しい作品である。

 

個人的には、有村架純の世間知らずで純粋といったイメージづくりが、朝ドラ「ひよっこ(2017)」で集団就職で金の卵として上京し、ラジオ工場でドジばっかりしている「谷田部みね子」を思い出させた。

 

一つひとつのエピソードが重なり合うようにテンポよく展開されるため、気軽に見ることができて、少しいろいろなことを考えさせられた、いい邦画です。

 

 

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