英国エリザベス女王最愛のフィリップ殿下亡くなる
2021年4月9日、イギリスのエリザベス女王の夫フィリップ殿下が、ロンドン郊外のウィンザー城内で死去したというニュースが流れた。
フィリップ殿下はエリザベス女王より5歳年上の99歳だった。
1947年に結婚、以降二人の夫婦生活は73年以上にわたった。
フィリップ殿下の父アンドレアス王子はギリシャ王の四男で、フィリップ殿下にもギリシャ王子の地位があったが、結婚に当たってその地位を放棄し、英国に帰化した。
またフィリップ殿下はイギリスのビクトリア女王(在位1837~1901年)の玄孫にも当たるとのことだ。
1952年に、エリザベス女王が王位に即位してからは、「君主の夫」として妻に寄り添いながら、気さくな人柄で国民に親しまれていたとのことだ。
バイデン大統領、トランプ大統領の前の大統領、オバマ元アメリカ大統領も、一緒に写った写真をFacebookにアップし、悲しみを述べている。
When we first met His Royal Highness Prince Philip, Duke of Edinburgh, he and Her Majesty Queen Elizabeth II had already...
Barack Obamaさんの投稿 2021年4月9日金曜日
英国王室とは、昭和天皇、上皇、天皇陛下らと交流があるため、日本の皇室からも近く弔辞が述べられることだろう。
世界史を取っていなかった私は、ヨーロッパの歴史に詳しくなく、今回、調べてみてわかったが、イギリス、ギリシャ、デンマークなど、ヨーロッパの王侯貴族は、かなり複雑な歴史なんだと感じた。
当時、高校では世界史の受講は必須となっていたらしいのだが、我々の頃は自分が先行する科目の受験に集中させるため、高校では世界史を勉強させないことが横行していたために、世界史を勉強していないのだ。(私は日本史だった)
高校生当時は、科目が少なくなることで楽でよかったが、社会人になってからは、常識的に知っておらなければならないことを知らず、東南アジアのことなどを後々個別に勉強したこともあった。
やっぱり勉強しなおさないといけないと思ったところである。
「君臨すれども統治せず」という言葉は英国の王室の存在を表した言葉だが、日本の皇室も同様の形であり、長く君臨するには国家運営という権限から適度な距離を置くことが重要だということがわかる。
ちなみに「君臨すれども統治せず」とは、英語でこういうらしい。
The sovereign reigns but does not govern.
各単語の意味は以下のとおり
sovereign 主権者、元首、君主、国王、ソブリン
reign 主権を握る,君臨する
govern 治める、統治する、管理する