定年前にして惑い未だ天命を知らない

定年前のアラフィフおやじの呟き、思ったことを綴る

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子供の頃の思い出(マーブルチョコレートとキャベジン)

 

♪マーブル マーブル マーブル マーブル マーブルチョコレート♬
という歌をご存じだろうか。

1961年(昭和36年)に発売された明治マーブルチョコレートのテレビCMで流される歌だ。

7色そろった、かわいいチョコレートで、賞状や卒業証書を入れる紙の筒のような容器に7色の糖衣でくるまれたチョコレートが入っている。

https://www.meiji.co.jp/smartphone/sweets/okashi-land/products/marble/images/marble_img_01.png

 

夏でも溶けないように、糖衣で包む手法は画期的で、その後、お菓子メーカーのフルタも糖衣で包んだメガネチョコレートを販売していて、今でもちびっ子には人気のお菓子だ。

https://lh3.googleusercontent.com/proxy/YVEqR9ajsMuwE-STVjzAOnHtLxffSMpRJ5np7Z56t6U3A-GREnmyVj8rRmr4WDeQ-Ps27RjGkhyGeR5zWNJTGF9uoXnnuVVenIZEo1HI2SvI

実は、このマーブルチョコレートには、ひとつ嫌な思い出がある。

 

キャベジンというキャベツの汁から抽出したビタミンUを含む胃腸薬があるのだが、私の記憶が間違っていなければ、昔、飲みやすいように黄緑色(キャベツ色)の糖衣で包まれていた。

今は糖衣錠はないようなのだが、当時の見た目は黄緑色のマーブルチョコそのものだったのだ。

https://hc.kowa.co.jp/cabagin/assets/images/ogp.png

親がこの糖衣錠キャベジンを飲んでいるのを見ていて、子ども心に「親が自分たちだけマーブルチョコレートを食べている」と思っていたのだろう。

私は親が見ていないときに、踏み台に乗って台所の棚に置いてあった薬箱を取り、中に入っていたキャベジンの瓶を取り出して、一人で食べたのだ。

チョコレートと思っているので、飲んだわけではなく、迷うことなくガリッと食べたのだ。

今ではキャベジンの味は、いかにも胃薬という味で不快ではないのだが、子どもの私には衝撃だった。

そして残念ながら、キャベジンの味の衝撃に耐えきれず、その場で吐いてしまった。ドェ~っ

 

覚えているのはそこまで。

 

何粒食べたのかも、その後、吐いた後を誰が片付けたのか、親に怒られたのかなど、何も覚えていない。

親にいけないことをしているという後ろめたさ、想像したものと違う味に驚いた瞬間、そして吐いたという衝撃。という3つのポイントだけの記憶だ。

たぶん吐いた後に、ショックで泣いただろう、ということを薄っすら覚えている程度だ。

悲しくて切ない、子供の頃の思い出である。

 

同じくベストセラーとも言える整腸剤「正露丸」には今でも糖衣錠がある。

間違って食べたのが、もし正露丸だったら、なおさらすごい思い出になっていただろう。(正露丸だったら食べる前に臭いで気づくかも?)

 

www.youtube.com

 

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